おっさんの困惑 ~わさびサワー~
いっちょうという居酒屋で両親と食事をした。
メニューを眺めている時、ある酒が目に入った。
わさびサワー‥‥。
美味いのか?これ‥‥。
商品となるくらいだから‥‥美味いんだよな?
だいこんサワー、きゅうりサワー、そしてわさびサワー‥‥。
なんだこの不思議三連星。
僕は斬新なメニューを見るとつい選んでしまう癖がある。
そして失敗する率9割(実感)。
以前何処かの居酒屋チェーン店で、
100万ドルの夜景
だったか?そんな名前の酒を頼んだら、花火のついた酒が運ばれてきて同席者を失笑させたことがある(味はまあまあだったけど)。
それでも懲りることが無い僕。
結局選んだわさびサワー。
運ばれてきたのは透明の液体。横に小皿。わさびがこんもりとのせられていた。
またそういうのを頼んで‥‥て感じの両親。
構わずわさびを液体に混ぜ一口。
…。
‥‥。
これを発案した人と、GOサイン出した人何考えてるんだ?
恐ろしく、不味い。
素材の味がダイレクトに舌を苛む。溶けたわさびのざらざら感がのどごしにnot爽やかである。
残すまいとぐびっともう一口。止まる咽喉。
頑張ってもう一口飲もうとする。がちで手が脳の指令を拒絶した。口までコップが上がらない。
そんな僕の様子を見て呆れながらも楽しそうな両親。場を楽しませるのには効果はあるみたい。一種のパーティグッズの役割は果たせそうだと思う。
グループで1品頼み回し飲みすればいいさ‥‥。きっと盛り上がれるさ‥‥。
これを発案した人は、発想力は豊かなのは確かだと思う。商品の目的が違うみたいだけど。
みなさんも、もし見かけたらお試しあれ。
※当方は責任を一切問いかねますことをご了承ください。