hakubisinsの日記

30代、人として底辺なおっさんの後悔やら思ったこと等

週明けのただのつぶやき 10月30日 月明かりの綺麗な朝

 

朝の4時過ぎに布団から抜け出した。どうにも、夜9時を過ぎると頭が重くなり、眠くなってしまうのだ。そうなると本を読んでも、何か学習をしても頭に入ってこない。きっと早起きは早寝の結果だろう。いや、早起きだから夜すぐに眠くなるのだろうか。

 ライトをつける前に、部屋の一角がかなり明るく照らされていることに気づく。四角い窓の形を抜き取ったような影。その角度から察して、窓から空を見上げた。

 満月が煌々と輝いている。空はまだ真っ暗だ。そこに十字に滲んだ光を放ちながら丸くぽっかりと浮かぶ月。ただただ綺麗だ。

 僕の部屋は2階で、その窓の下には他家の畑が広がっている。慣らされた黒茶色の土の上、部分的に野菜の葉の緑色が線となって伸びていたはず。通常夜は黒一色になってしまうその辺に視線を落とすと、うっすら白く染まっていた。その近くには白いビニールが敷いてあるのだけど、それと比べると、白と呼んでいいのかわからないような淡い白が畑を染めていた。これが月の光の色なんだな、と思った。

 野菜の緑はどうなったのだろうと畑を見つめるが、それらしい色は見当たらなかった。しかし、野菜の植えられているエリアをよく見ると、薄い白一色の中に凹凸が浮かび上がっていることに気づいた。月の光が表面の葉のでこぼこを照らすとああなるのか。ふと、最近テレビで見た岩櫃山から光景を思い出す。あれが月の光に照らされた景色はどんなに綺麗だろうか。見たいけど、あの山道を暗い中上るのは無理だろうな。やるならテント泊して月の出待ちするか?いや、あの辺キャンプできないか。近場の小山からの景色で我慢するか。今度朝4時ごろに行ってみようか。

 

 部屋の視線を戻し、ああ、やはり月の光は白いな、と実感した。

水色のバランスボールも薄い白。

茶色の段ボールも薄い白。

紺色のパジャマも薄い白。

 ふと、金髪はどう見えるのだろうかと疑問が浮かんだ。ただ白くなるのだろうか。こんど金糸を買って確かめてみよう。

 

ああ、仕事が無ければもっと積極的に動けるのになぁ。

気づくのが遅かった。月曜の朝に気づくなんて。あと1週間この満月が見れたらいいのに。

‥‥仮病しようか?

なんて考えながら見た窓の外。

朝6時の街が朝焼けで燈色に染まっていた。鮮やかに輝いていた星も消え、月も色が抜けたように透き通っていた。その下に見える遠くの山。朝日の燈色と、尾根に遮られて影となった所の黒。朝焼けの景色も綺麗だなぁ

 

ふと過るセミリタイアという言葉。資産運用の利益と、安いけど無理しないで働ける仕事。そんなの本当に可能なのだろうか。

 

週明け仕事前の時間にセミリタイアの事を考える僕。

逃げるな、戦え。今はまだ頑張れる。