夏の夜風が好きだった
仕事を終えて夕飯を済ませる。
風呂に入って汗、汚れと共に職場での諸々を洗い流す。
自室に入り、窓を開けると入ってくる夜風。これが本当に気持ちがよかった。
虫の鳴き音も相成り流れ入る空気がとても涼しく、火照った体が冷めていくのが心地よい。
そして窓を開けっぱなしで床に就く。
一日の終わり。それをささやかな幸せの中迎える事が出来た。
それが去年の夏の夜。
今年の夏の夜は‥‥暑い。暑すぎる。
日中の気温は40℃越えすることも少ない。けど夜が暑すぎる。風呂上りに夜風を受けてもいまいち清涼感を得られず、すぐに汗が出てくる。
窓を開けて寝てもすごい不快感。温度計を見ると、夜でも29℃とか…。
中々寝付けないせいか、寝付けないなー、とか悶々と考え、そして2,3時間で目を覚ます。首筋が湿り。背中が暑い。そしてまた寝付けなくなる。
翌日起きても、疲労感と己の選択ミスに対しての後悔。
無理だ。今年の夏はエアコン無いとマジで寝れない。
けど、エアコンつけて寝るの、あまり好きでないんだよなぁ。
すごくエコに反することしてる気がしてくるし、朝起きて、変な具合に体が冷えているのも嫌だし。目やのどが渇いているような感覚。朝から頭痛率が高い。
でもつけとかないと、寝れないからなぁ。
夜熱中症になるリスクを考えてもつけてないとまずいし。
そんなわけで今年は毎日夜エアコンつけて寝ている。
心地よく寝れる夜。来年の夏は訪れるだろうか‥‥。