霧が出た! 仕事行きたくない!! (ポジティブな気持ちで)
投稿2回目。次は、今までの人生で後悔していることを書くつもりでいた。
しかし、霧が出たので予定を変更。
霧が出たのだ。当然である。
昔は特になんとも思っていなかったんだけど、一度小説を書いてみてから感受性が変わった気がする。自然を貴く思うようになった。
月が出ているのに気づくと室内の電気を消して、暗い部屋で月明かりだけに照らされた部屋の中を眺めたり、青白く照らされる自身の掌をじっと見つめたくなる。
家の近くの小山へ登り、木の葉の隙間から見える月を眺めたくなったり。
霧が出ると、無性に外に出たくなる。
だいたい霧が出るのは早朝なので、街に出ると一切人気が無い。霧深い街を一人あるいていると言いようのない不思議な高揚感が湧いてくる。
川辺で霧の向こうから聞こえるせせらぎに耳を傾けたり。
神社で霧に霞む灯篭の明かり(電気だが‥‥)をぼんやり見つめたり。
こう、心にくる。見慣れた光景が非現実的で幻想的に見える。
とても魅力的なフィルターだ。
ああ‥‥今日、仕事行きたくない‥‥。
霧が‥‥霧が僕を呼んでいる‥‥。
けど結局仕事に行くマジメな僕である。ああ、今日も上司になんか言われるんだろうなぁ。
霧を見て気持ちが浮き立ち、上司を思い浮かべて気持ちが沈む。
川のせせらぎを想って心が弾み、上司の声が脳裏にちらつき心が萎む。
‥‥自然による心の癒しが無かったら、もしかしたら鬱になるんじゃないか?僕。